大阪市で開催中の大阪・関西万博のイタリアパビリオン前で5日、岡山県矢掛町産の野菜のプランターが並ぶ菜園がお目見えした。国内外からの来場者に町をPRする場にもなっている。
ズッキーニ、バジル、ケール、ロマネスコ――。約40平方メートルの菜園に並ぶのは、約20種類のイタリア野菜。町の農家などが2022年から取り組む「矢掛町イタリア野菜プロジェクト」を紹介する動画が流れるモニターも据えつけられている。展示は10日ほど続けるという。
「プロジェクトを始めたときは、万博でPRすることになるとまでは考えていなかった。これを新たなスタートにしたい」。この日、イタリア館を訪れた山岡敦町長は言った。
かつて宿場町として発展した…